バラの種類

バラはプレゼントとして最適な花ですが、その種類は驚くほど多く、バラの歴史はとても古いようです。

バラは、大別すると「オールドローズ」と「モダンローズ」とに分けられます。
オールドローズは、野生のバラも含めて、1867年以前に作られたものを指します。
ヨーロッパの庭園で栽培されていたオールドローズは、当初は切り花としてではなく、つるや茎に至るまでバラ全体の姿を楽しむことを目的とされていました。

モダンローズは1867年以降に作られたバラで、長く花を楽しむことができる四季咲きが多いことが大きな特徴です。この点が１年に１度しか咲かないオールドローズとの相違になります。

現代では、丈夫で時間をかけて育てやすいモダンローズが良く知られるところですが、モダンローズの中でも、色々な系統があります。

モダンローズの代表的な品種は、「ハイブリッドティー」系のバラです。
四季咲きで10cm以上の大輪の花をつけるバラです。豊富な色の種類を持ち、５月から11月頃まで花を咲かせます。

最近日本で人気があるのは「イングリッシュローズ」でしょう。
イングリッシュローズは、オールドローズとモダンローズの交配によって生まれた品種であり、両者おのおのの良い部分を引き継いでいます。オールドローズの古典的な花の形と香りの良さ、モダンローズの多彩なカラーが特徴的です。日本では、知られるようになってからまだ10年程度ですが、イングリッシュローズの種類は100種類以上あります。

花壇の演出に最適なのは、「フロリバンダﾞ」系のバラです。
四季咲きで５cm～８cmの中輪の花をつけてくれます。色や形はそれこそ多種多様と言えるようです。黄色からピンクに変わり、やがて赤色に変わる「マスケラード」という品種のように、色の変化を楽しませるバラも、フロリダパンダ系の特徴です。

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