フローリストとは

「フローリスト」という名称は、ある程度ポピュラーになってきました。フローリストはお花の好きな女性の憧れの職業の１つです。
フローリストとは、簡単に言えばお花屋さんのことですね。
いつも綺麗なお花に囲まれて、文字通り華やかなお仕事、という印象もあるかと思いますが、実際の現場はそれだけではありません。フローリストの仕事の内容は多種多様であり、お花の仕入れから管理、花束やフラワーアレンジメントなどのギフト仕上げなど、色々な技術や知識も必要とされます。

花の仕入れの業務は、朝早くに出かけて行ないます。自ら市場へ足を運んで、競り（せり）によって花を仕入れる場合もあれば、パソコンで注文の作業を行い、市場へは花を取りに行くだけという場合もあります。
また、仕入れ作業は他の業者に代行してもらうというお店もあります。仕入れの仕方だけでも花屋さんによってさまざまな方法の違いがあります。

仕入れたお花は、そのままの状態では販売することができません。
形を整え、水揚げをし、綺麗な状態に整えて店頭に品揃えします。お店を開いている間は、店頭での販売の仕事もありますし、その間に配達作業もあり、アレンジメントやブーケなどのギフト用品への製作・加工という仕事もあります。

決して手を汚さない綺麗な仕事ばかりではなく、お花が本当に好きで、やる気と体力なしには続けられない仕事です。花屋さんには短期アルバイトが少ないのも、こうした理由があるからなのです。

お花屋さんになるための、取得しなければいけない資格は特にありません。販売の経験や、配達などのための運転免許証はあった方が何かと有利でしょう。

フラワーアレンジメントの資格は必要ないのかな？と思う人もいるかもしれませんが、お花屋さんに就職する時には資格については、それほど重要視されません。
お花屋さんで仕事をしたいけど、その前にフラワーアレンジメントの資格をとってからにしたいと考えている人は、まずはお気に入りの花屋さんを見つけて、就職活動をすることの方がいいように思います。フラワーアレンジの資格が生かされるお仕事の種類は、花屋さんの仕事の中でも10％程度の比率でしょう。
花屋さんにとって求められるのは、まずはやる気と根気、それに何よりお花が好きであることです。