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火災報知機、家屋の設置箇所は壁?天井?

火災報知機の設置が義務化されますが、購入した火災報知機を実際のところ一体どの場所に設置すれば良いのか、今ひとつ困惑している方もおられるかと思います。
ただ、義務化されるからには、これらのことを知らないでは済まされないので、この際ですからしっかりと学んでおきましょう。

火災報知機の設置箇所は2つのパターンがあります。
一つの設置箇所は天井です。
もう一つの設置箇所は壁です。
床に付けるようなことはありません。

天井と壁のどちらに設置するかは、購入した火災報知機のタイプによりけりです。
逆に言うならば、あらかじめどちらに設置するかを決めておかないと、いざ火災報知機を購入した後で変更が出来ずに、買い直さなければならない事態になりかねません。
くれぐれも、あらかじめどこに設置するかを先に決めてから購入するようにしましょう。

天井に設置する場合、壁に設置する場合、おのおののメリットをお知らせしておきたいと思います。おのおののメリットは、裏返せば互いのデメリットにもつながります。

天井に設置する場合のメリットはデザイン的に邪魔にならないというところが大きいでしょう。
お客様の出入りが多いお店などには、当然警報機が設置されていますが、その多くは天井に設置されています。これは、来店するお客様の視界に警報機を入れないためです。侵入者に気づかれないようにという配慮もありますが、大きな理由はやはり、外観上の理由からです。外見もよく目を凝らさない限り照明と変わりはありませんので、デザイン的に違和感なく建築物に馴染みます。
これは一般家庭にも同じことが言えるわけで、訪問者に対して自分の家を見せる際には、やはり温かみと柔らかさのある空間を提供したいものです。
そのような意味で、天井への火災報知機の設置は大きなメリットとなります。

一方、壁に設置するメリットは、取り付けと取り外しが容易であり、設置箇所の変更にも融通が効くことです。
天井だとどうしても取り付けが難しくなるし、梯子も用意する必要がありますし、コードを引っ張るのも面倒な作業です。それに対し、壁に設置するのであれば、設置が簡単な上に設置可能な箇所の面積も広くて場所を選ぶことが出来、取り付けが楽になります。取り外しの際にも、わざわざ梯子を用意する手間ひまの必要がありません。

火災報知機設置の義務化の前に、家屋の中のどこに報知機を付けるのが適切か、ある程度目星をつけておきましょう。
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