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火災報知機、悪徳業者出現の可能性

消防法の改正により、2008年6月〜2011年6月までの間に、火災報知器が一般家庭でも設置されることが義務化されました。
つまり、どの家庭でも必ず火災報知機を購入しなければならなくなったということになります。
そこで、気をつけなければならない注意点が一つ出てきます。
それは、こんな時に必ず出没する悪徳業者の存在です。
火災報知器設置の義務化を逆用して、火災報知機を高値で売りつけようとたくらむ悪徳業者が必ず現われてくるだろうと予想されているわけです。

火災報知機設置の義務化に関する話題は、まだ一般的な家庭への浸透度が高いとはいえない状況です。火災報知器に対する知識がまだまだ不十分である家庭がかなり多いかと思われます。つまり、火災報知機という製品の適正価格や数、品質についてよく知らない人が沢山いるということになります。

そこに目をつけて、法外な値段で安物の火災報知器を大量に売りつけようとする業者が現われる可能性は非常に高いと言えるでしょう。火災報知機は、おおむね5,000円〜8,000円程度で購入できる商品です。
しかし、このような悪徳業者は、ひとつの商品に対し万単位での金額を提示してきます。
義務化されているから購入しなければならない、という言葉が切り札として使用されるでしょうが、そんな強気の言葉にも騙されないようにしましょう。
義務化は事実であっても、火災報知器をそのような訪問販売で購入する義務も必要もまったくないことです。いやむしろ、何も良いことはないと言ってよいでしょう。
ちゃんと検討した上で、必ず量販店やホームセンター等の信用できるお店で購入するようにしましょう。

また、可能性のある手口としては、点検が必要だと偽り、点検料をせしめるというケースも考えられます。例えそのような時、消防職員の服装で訪問されたとしても、相手にしないようにしましょう。
火災報知機の点検までは、現在のところ義務づけられていません。

悪徳業者はあの手この手を使いながらお金を騙し取ろうとしてきます。
火災報知機設置の義務化は、彼らにとって格好の機会、絶好のチャンスでもあります。
高齢のご両親、お知り合いの方がいる人は、分かりやすく説明し、その上であらかじめ注意を喚起しておきましょう。
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