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香典と葬儀の連絡


葬儀の詳細を決めたら連絡を行ないます。近所の人への連絡は自治会長などを経由して行います。家族葬であるため香典を辞退する時にも、自治会長宛てに「故人の遺志で家族葬にて葬儀を執り行い、ご会葬、ご香典等はご辞退申し上げます」という旨を必ず回覧してもらうようにします。そうしなければ、後日自宅に香典をもって線香を上げにおいでになることになり、その場合には一人ずつ対応しなければならなくなります。

故人の友人知人への連絡は、最も親しかった友人知人の方に一括して連絡を依頼した方がよいかと思います。実際のところ、ご遺族の方が把握していない友人関係もあるはずです。
故人の職場への連絡は、職場の仲間や上司に葬儀の日程、場所等の詳細を伝えるようにします。会社からの参列者が多いと考えられる場合は、会社の方から葬儀の受付係などの応援をお願いしてもよろしいでしょう。ご遺族の職場への連絡は、上司と忌引き休暇を管理する窓口である総務課などに葬儀についての詳細を知らせます。

また家族葬で行なう場合には、連絡の際に家族葬である旨をきちんと伝えます。なお、家族葬という説明だけでは不十分であり、参列してよいものか、香典を出してよいものか判断出来ません。会葬と香典を辞退される場合は、その旨をきちんと伝えておくようにしましょう。

葬儀の連絡では、故人の名前、通夜の日時、葬儀・告別式の日時、喪主の名前、斎場名と住所・電話、斎場の地図、葬儀社の連絡先などが伝える必須事項です。香典を辞退する場合には、連絡の時に必ず申し添えるようにしましょう。連絡方法としては、電話、FAXが一般的となっており、特にFAXは相手が記録する手間を省き、間違いも防げるので、今では主流になっています。
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