着物リフォーム（３）

着物を着物に作り直すのではなく、着物をまったく違うものにリフォームすることができるんです。ご存知でしたか？
着物がどんなものに変わるのか、それをご紹介したいと思います。

黒留袖から「ワンピースドレス」を作ることができます。
前の打ち合わせを、着物のように重ねた裾捌きがおしゃれな、着物の打ち合わせ風タイトシルエットができあがります。裾周りを約135cm〜140cmにした、セミタイトなシルエットもできそうです。

裾の模様をカットしないで、全てつなぎ合わせたデザインにすれば、セミフレアーシルエットに変わります。裾周りが約170cmほどあるので、程よいフレアーになり、留袖の褄模様も１００％生かせるデザインになります。黒留袖の特徴である八掛の模様を、全て生かしたデザインにする場合は、裾周り約250cmほどのフレアーシルエットがいいようです。

これらのワンピースドレスは黒留袖だけでなく、他の着物でも当然できます。

それでは「ジャケット」にはどうでしょうか。
ぺプラムジャケット、穏やかな立ち襟のジャケット、テーラードジャケット、ショートコート、ボレロなどは、色々な着物を素材としてつくることができるようです。

「シャツ」については、襟付きシャツからアロハシャツ、オーダーで自分の好きなシャツができます。
「ベスト」を作ってもらうのもいい感じですね。
「スカート」はセミタイトスカート、ロングフレアースカート、ロングギャザースカートなどへの作り変えも可能でしょう。

「ストール」もとてもいいかと思います。
1枚仕立てのストール、パイピングをはさんだ２枚仕立てのストール、パイピング無しの２枚仕立てのストール、レースをはさんだ二枚仕立てのストールが出来ます。

「コサージュ」や「ネクタイ」、「コルセット」にもリフォーム出来ますね。

振袖から「七五三用のドレス」を作るのもとても素敵な感じです。ワンピースドレスとボレロの組み合わせはいかがでしょうか。

帯からも作り変えが出来るんですよ。着物で作ったスカートと合わせたらとても雰囲気のいいものになりますね。

「ベストスーツ」や「ジャケットスーツ」や「パーカー」も出来ることでしょう。着物や帯からいいものが出来上がったりしたら、とても嬉しいことでしょう。