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式場での携帯電話

新しい葬儀と法要進め方とマナー新版

葬儀参列の際のマナーについては、細事を挙げて言い出せば、確かにキリがないものです。
冠婚葬祭において、全ての段取りをスマートにこなすことが出来る方は、そんなにいるものではありません。また、たとえ完璧な振る舞いが出来なくても、細事については、さほど気にしなくても良いかと思います。特に葬儀については、故人や遺族への思いや配慮を心がけることそのものが、マナーに通じています。

葬儀というのは、宗教によって焼香の仕方も異なりますし、お供え物の種類も異なります。
弔問客としてのマナーで大切な心配りは、焼香の仕方うんぬんよりも、喪家側の気持に気を配りながら行動することではないでしょうか。

時々、自分が焼香した後、遺族に長々と挨拶をされる方を見受けますが、他の弔問客もいらっしゃいますから、長いお話や挨拶は控えるようにしましょう。
さらに、友人や知人を見つけて、周囲に聞こえるようなおしゃべりを始める人を見かけますが、このような態度もタブーです。自分たちが葬儀に来ているのだということを自覚してほしいものです。

携帯電話の電源は必ず切っておくか、マナーモードにしておくのは常識以前の問題ですね。それでも、時折、電話の着信音が聞こえることがあるのは、残念なことです。葬儀の場ですから、周囲からの注意などはないかもしれませんが、それだけに自ら心がけておかねばならない最低限のマナーです。自分だけならば、大丈夫といった考え方は持たないようにしておきましょう。

遺族にとって、大切な方を亡くした悲しみは、到底 計り知れないものがあります。神経が過敏になっておられる遺族の方もいらっしゃいます。そんな時の携帯電話の音などは、相当に障りがあるはずです。遺族の気持を考えた大人の行動をとりたいものです。

また、幼いお子様を連れて行くのは、身内でない限り、出来ることならば控えておきたいものです。どうしても連れて行く必要がある場合は、葬儀がどういうものなのか、大勢の人が集まる場所でしてはいけないことは何なのか、最低限のマナーを教えてあげましょう。
子供にとって、葬儀を経験すること自体は、決して悪いことではないのですから、同行する必要がある時には、葬儀の意味をよく教えてあげるようにしてください。
新しい葬儀と法要進め方とマナー新版

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