基礎代謝を高めるウォーキング

たまたま朝のワイドショーで、ウォーキング特集をやっていました。
普段、何気なく歩く歩き方にしても、どうせ歩くならば、ちゃんとした理論に乗っ取った歩き方をすれば、無意識のうちに基礎代謝へのよい効果を与えることになります。意識するのとしないのでは、何気ないことでも有益なことに結びつくわけですね。

よいウォーキングのやり方を、ここでご紹介したいと思います。ポイントは主に３つあります。先にこの３つのポイントを挙げておきます。

１）ウォーキングの前に正しい姿勢を
２）かかとの角度に要注意
３）足指に力をいれる。

《正しいウォーキングの方法》

１）ウォーキングの前に正しい姿勢を

一般に正しい姿勢とは、背筋をピンと伸ばし、アゴを引いた形を姿勢のことを言うようです。しかし、ウォーキングにおいては、それに加えてやや重心を前の方に置くことが望ましいようです。
どうしても背筋を伸ばしたら、重心が後の方にかかります。それを意識して前方にかけるためには、時々片足立ちをやってみます。そうすると、やや太もも、ふくらはぎ近辺に負荷がかかりますね。片足立ちのその感じを残しながら、もう片足を下ろして両足立ちになります。そうすると、自然な形で前方に重心がかかる姿勢になります。
なぜ、重心を前にかけた方がいいかというと、やはり脚の部分の普段使わない筋肉に負荷を与え、基礎代謝を高める目的のためなのです。
特に女性は、骨盤の位置の関係で、姿勢を正しくした場合に重心が後にかかりやすく、いわゆる反り返った姿勢になるわけですね。それを矯正するのが片足立ちであり、ウォーキングを始める前に片足立ちを行い、ウォーキングに相応しい姿勢を確保します。その姿勢でウォーキングを行うことにより、基礎代謝を高めるとともに、脚からお尻にかけての筋肉を引き締める効果も高めるようです。

２）かかとの角度に注意を

良い歩き方と、良くない歩き方を比較すると、良い歩き方は前方に出した足のかかとがポイントです。地面とかかとが作る角度は、良い歩き方の場合大きく、良くない歩き方は小さいという違いがあります。よい歩き方による効果も、１）と同じく基礎代謝を高め、かつ脚部から臀部にかけての筋肉を引き締めるということです。
良い歩き方のコツは、簡単なことです。大またで歩けば、自然かかとの角度が大きくなります。最初は馴染めないかもしれないから、大またで歩きながら、併せてかかとの角度を意識しながら歩けば、正しいウォーキングに近づけると思います。

３）足指に力を入れる。

正しい姿勢も、かかとの角度も、実は足の指への力の入れ方にコツがあるようです。
立ち姿勢でも、正しい姿勢の時には、足の指に力が入っています。歩き姿勢でも大またで歩き、かかとの角度が高くなると、地面を蹴上げる際に、足指に力が入ります。逆に歩幅が小さく、姿勢が悪いと、どうしても足前方（足指）ではなく、足後方（かかと）に力がはいるようです。

以上、１）２）３）は、最初は意識しながら、そして続けていくうちに自然に自分のものになるような習慣性の運動だと思います。基礎代謝への効果的な運動を、自然な習慣の行為としてできるのは、大変有益なことだと思います。