停滞期とリバウンド

ダイエットというと、食事制限を思い浮かべる人が多いことでしょう。
ですが、食事制限で痩せるのに成功したと思っても、停滞期を迎えてしまったり、リバウンドしてしまったり・・・そんなことはありませんか？
ダイエットをしたい時は、食事制限だけでは十分ではありません。就寝している間でも自然に消費する基礎代謝の量を増やすことが大切なのです。

私達の体の組織のうち、40％程度は筋肉で出来ていますが、基礎代謝量は筋肉の量によって左右されます。
同じような体格で体重も同じ程度なのに、やせ方に違いが見られることがあります。これは筋肉量の違いによるものです。やせやすい体を作るためには、筋肉の量を増やすこと、つまり代謝量を増やすことが一番なのですね。

食事制限でダイエットをすると、脂肪と一緒に筋肉も落ち、そのために基礎代謝も低下してしまいます。
一時的に痩せたように感じても、基礎代謝が低下しているため、その後はなかなか体重が落ちにくくなります。これが停滞期と呼ばれる段階ですね。
さらに、その後少し多めにエネルギーをとると、以前よりもエネルギーが代謝されなくなっており、太りやすい体質になっているため、体脂肪が増えてしまいます。これがリバウンドです。

筋肉の量は、16才〜18才前後がピークであり、その後はどんどん減少していきます。成長ホルモンの低下や、たんぱく質合成の低下によるものですが、40歳を過ぎると急激にその度合いが下降していきます。
こうして年齢を重ねるとともに、基礎代謝も低下していくわけですが、この基礎代謝の低下を防止するためには基礎代謝を意識したトレーニングで筋肉を日常鍛えておくことが大切なのです。
適度な運動を生活に取り込んで、太りにくい体を作り、健康維持を心がけましょう。